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導入事例「粉ふるい装置」

粉ふるい装置

導入事例の概要

小麦粉を裏ごしする装置です。
周りに粉が飛散することなく、4kgの小麦粉を30秒程度で処理します。

導入先

飲食サービス事業者

お客様が抱えていた課題

製造工程の中で小麦粉をふるいにかけ、小麦粉のダマや異物除去を行う必要がありますが、手作業で粉ふるいを行うと粉塵が舞い、室内が真っ白になってしまいます。また、作業者の腕に付着すると皮膚を刺激し、発疹やアレルギー反応を示す場合もあったため、店舗バックヤードにおける作業の効率化、粉ふるい時に粉塵が舞う作業環境を改善する必要がありました。

課題の解決方法

ふるい部へ投入された小麦粉を、低速の回転羽根でふるうことによって、粉の舞い散りなく粉ふるいを行います。ふるった粉は攪拌タンクへ投入されるため、水を投入してそのまま攪拌できます。タンクには吐出口を設け、攪拌後の液体を小分けしやすくなっています。作業環境の改善と効率化を実現しました。

主な仕様

能力 処理速度 30sec / 4kg
ワーク 小麦粉(薄力粉)
仕様 電源 単相100V
構成 羽根部 ふるい部 タンク部
主要寸法 390(W) x 390(D) x 750(H) mm

導入後の効果・結果

粉ふるい環境が改善されたのはもちろん、粉ふるい機と攪拌機が一体となったことによる作業時間の短縮、設置場所の省スペース化につながりました。

お客様の声

粉ふるいと攪拌作業を自動化でき、他の作業ができるようになり作業の時短ができるようになりました。粉ふるい時に粉塵が舞わなくなったため、作業環境が大きく改善できました。
導入店舗からは「一度使用すると手放せない」との意見もありました。

開発者の声

設計の際、ふるい部に粉残りがなくなるように、網と羽根の構造を工夫しています。粉ふるい部と攪拌部の一体化は粉ふるい部の昇降機構と落下防止について安全性を考慮し設計をしました。小麦粉と水を攪拌後に放出する構造は初期段階では想定より量が少なく、試作を重ね想定通りの放出量の構造を実現することができました。