生地と生地を縫い合わせる。その手法は、素材と用途に応じて千差万別。
常識を覆す新素材の縫製にチャレンジしています。
上糸1本だけで作られる縫い目で、生地の裏面は針糸のループが互いに連続して、鎖目となって続いています。連続縫製に適します。
上糸とルーパーとが互いに交錯して縫う方式で、二重に上糸と交錯しているために、糸が切れた場合でも単環縫いよりほどけ難いのが特徴。
広く一般的に用いられている縫い方で、「縫い目の表裏が同じ」「構成が1縫い目ごとに独立」しています。下糸があるので連続縫製に制限あり。
布地の端を包むようにして縫い目が作られる縫い方。主に縁をかがる用途で使用されます。
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シートを切る。ボードを削る。素材の加工には欠かせない「裁断・切断」行程。パネルからシートまで、どんな素材も切断します。
丸刃や八角刃、チップソーなどの回転刃や、カッターナイフの刃など、鋭角な刃先を持った刃物で裁断する手法です。
刃物を高速で振動させながら、素材を裁断する方法です。細長い刃物を使用するので、狭い所やカーブ、中抜き裁断できます。
2枚の刃物で切断対象を挟み込み、その剪断力で素材を裁断する手法です。刃物は固定・回転の両方の場合があります。
ニクロム線などの極細ワイヤーを高温に加熱し、素材を溶解させながら裁断する手法です。切断面は溶解しているのでほつれません。
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2つの素材を貼り合わせること。単純だけれども無限の組み合わせが存在する「接着」。実現するための手段がここにあります。
最もポピュラーな塗布手法です。タンクに蓄えられた液を、ローラーで巻き上げ、均一な膜厚に整えた所に対象を接触させて、液を転写させます。
特殊なポンプとノズルを使って、必要なポイントに液を抽出しながら塗布する方法です。NC制御されるロボットなどと組み合わせます。
スプレーノズルから、液体を噴射しながら塗布する方法です。低粘度液の場合に、きれいな仕上がりを得ることができます。
あらかじめ粘着剤が処理されたフィルムなどを、粘着剤の反応温度まで加熱しながら高圧で対象に押し付け、貼り付けます。
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高速性と高精度が要求されるシート巻取作業。インテリア・畳機器の開発で培った技術を活かし、用途にあわせた「検尺・巻取」装置をご提案しています。
送り込まれた材料の表面に接触しながら回転するローラーを使って、送り込まれた量をローラーの回転量と直径から演算して求めています。
送り出された素材を筒状に巻き取ります。送り出される量と巻き取る量の関係を調整しながら、たるみやひっぱりが起きないように制御しています。
自動走行するカッターを使って、長手方向にまっすぐ裁断します。幅方向も整えるために、幅裁断ができる機構を盛り込んだ仕様の製品もあります。
光に透かして、素材のキズを見つける検反機能や、短冊状に裁断しながらシートを巻き取る機構もあります。また、除電装置を搭載することも可能です。
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限られたスペースに効率よく納める。空間を活かした立体収納や、ケース内への物品格納等、物流、組立の効率を向上させる技術をご紹介します。
生地を指定の手順で折ったり、カーテン製品のひだを整えながら畳んだり、パネルに貼ったシートの縁を折り返したりと、自動システムが正確丁寧な作業をこなします。
生地のロールや、コンテナボックスなど、かさばる製品、重たい製品を立体的に収納します。最適な空間配置と制御によって、必要な製品がボタン1つで取り出せます。
ベルトコンベアやローラーコンベア、ロボットアームなどを制御し、製品を指定の場所へ送り出したり、所定の場所にセットしたりすることができます。
他のコア技術と組み合わせて、縫製したものを折りたたんだり、裁断した物を搬送したり、あるいは折りたたんだ物を梱包したりと、幅広い展開が可能です。
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強固に結合した素材を剥がしてとる。剝がれないように接着した素材同士を分離するという矛盾した要求にも全力で応えます。
寸法を測る、データを処理する。機械の基本となる「測定・制御」技術。常に最新の技術を採り入れた製品開発を行っています。
「リニアエンコーダ」「半導体レーザー」「測長ローラー+ロータリーエンコーダー」「超音波」などを利用して、対象物の長さや、2点間の距離をデジタル測定します。
加重によって生じる微少な歪みや変位を電気信号としてとらえる「ロードセル」を使って、対象物の重量を精密測定します。
対象物を、発光部と受光部がペアになった光学素子間を通過させ、送り込んだ長さと、遮られた素子の情報を演算処理することによって、複雑な形状の面積を測定します。
平面を構成している各辺の、構成点の極座標値を測定することによって、部屋の床形状などの二次元形状を測定します。
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